ピル処方の流れは?
STEP 01
- 医師による問診
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ピル処方に際しては基本的に問診のみで、内診は行いません。
問診ではその方の今の健康状態、血栓症の家族歴がないかなどをお聞きします。
※初回処方時のみ、診察、服薬指導のため、初診料あるいは再診料が加算されます。
STEP 02
- 服用方法や副作用についてのご説明
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ピルの種類、特徴、服用方法、副作用などについて詳しくご説明いたします。
気になることがありましたら、遠慮なく何でもご質問ください。
STEP 03
- ピルを処方
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診察が終わりましたら、受付にてピルをお渡しいたします。
STEP 04
- 2回目以降の処方
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2回目以降は、ご予約なしでピルをお受け取りいただけます。
その際、受付で問診(アンケート用紙の記入)を行い、お体の変化や飲み忘れがないかなどをチェックします。もし気になることがあって医師に診てもらいたい場合や、医師が問診が必要であると判断した場合には、診察室にて詳しくお話をおうかがいします。
ピルの服用で注意が必要な人は?
健康な女性であれば、ほとんどの方が問題なくピルを服用していただけますが、次のような方はピルを服用する際、医師に相談するようにしてください。
- 妊娠されている方
- 妊娠している可能性がある方
- 高血圧の方
- 脂質異常症の方
- 血栓症の既往歴がある方
- 血栓症の家族歴がある方
- 心血管系疾患を患っている方(過去に患ったことがある方も含む)
- お煙草を吸われる方(特に35歳以上で、1日15本以上煙草を吸われる方)
- 最近手術を受けられた方
- 近々、手術を受ける予定がある方
など
ピルの副作用は?
初期に軽い副作用が起こることがあります
ピルは基本的に安全なお薬ですが、服用し始めたばかりの頃には次のような軽い副作用が起こることがあります。
- 吐き気
- 頭痛
- 胸の張り
- 下腹部の痛み
- 不正出血
など
通常、1~2ヶ月程度で治まりますので、過度にご心配いただく必要はありません。
慣れるまでは、夕方から就寝前の服用をおすすめします。
血栓症について
ごく稀にピルの服用により、血栓症のリスクが高まる場合があります。
高血圧の方、ご高齢でお煙草を吸われる方などは特に注意が必要です。
こうしたリスクを低減するために、問診にて血栓症の家族歴がないか確認したり、血液検査を実施したりするなど、安心・安全なピルの処方に努めています。
ピルにまつわる噂話について
「生理が来なくなる」「妊娠しにくくなる」「子宮がんや乳がんのリスクが高まる」
こうしたピルにまつわる噂はすべて根拠のないもので、ご心配いただく必要はありません。
またピルが肥満の原因となると言われることもありますが、これはピルの服用により体に水分が溜まりやすくなって体重が増えることがあるため、「太りやすくなる」と誤って広まった話だと思われます。
決して「太りやすくなる」わけではなく、「体重が増えることがある」というだけですので、脂肪が付くわけではありません。
ピルの服用に関して不安なこと、確認したいことがありましたら、何でもお気軽に三条京阪駅・三条駅から徒歩1分の産科・婦人科江川クリニックへご連絡ください。